パリのメゾン・エ・オブジェへの出展

 
 
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 世界三大展示会の一つであるパリのメゾン・エ・オブジェ展に出展しました。展示会会場はパリの郊外にあり、壮大といえるほど広いものでした。その中に、世界中から出展社がブースを出しており、さすがにデザイン性の高い製品が数多く並べられていました。そのデザイン性とトレンド性を求めた世界中からのバイヤーで5日間大いににぎわいました。そのパワフルなムードは中々お伝えすることが難しいのですが、写真を通して、その模様をご覧ください。

 ブース自体がデザイン性にあふれ、レベルの高いデザインのブースはひときわ目を引いています。全体としては、白を基調として、ナチュラルなイメージやヴィンテージのテイストでまとめているブースがデザイン性を発揮しており、特に、ナチュラルな木の素材で、コンテンポラリーに表現しているブースは一際目立っていました。

 Mira Design とパリのABingPlusの共同企画によるPremier Japan ブースでは、日本の伝統的なINDEN革製品と、Takenaka Bento Boxを打ち出しました。 

 5日間を通して、世界25カ国から訪れたデパート、専門店バイヤーと活気のある商談が行われ、多くの良い注文が入り、多くの商談が行われました。展示会後は、パリのエージェントABingPlusが、ヨーロッパ市場を担当して、流通、回収、営業フォローし、Mira Deignがアメリカ、カナダ、ヨーロッパ以外の海外市場を担当します。

 INDEN Est 1582というブランド名にある創業1582年という歴史に、ヨーロッパバイヤーは非常に感動し、尊敬の念を頂いていました。歴史の重みや、職人の技ということにことさら価値を置くヨーロッパの人らしい反応でした。一点一点、鹿革に漆のパターンを施すという、独自の表現方法への美しさにも高い評価を受けました。

 日本の伝統技と、アメリカトレンドのモダンテイストのMIXはヨーロッパの人々にも受け入れられたのです。

 Takenaka Bento Boxをすでに知っている人も多く、ブースには数多くの感覚派ライフスタイル店が途切れなく集まりました。毎日、受注に、商談に大変忙しかったのです。商品を絞ったのが功を奏し、迷うことなく次々に注文が入ります。Bento Boxの色の輝きとトレンド性、そして「ヘルシー志向」は、ヨーロッパのバイヤーを満足させることができました。「世界のマーケットには、もはや国境は無い。世界中のマーケットに、素晴らしい日本製品を販売して行く」というのがMira Designのビジネスの方向性です。​

 今回の展示会出展は、まだまだ小さな前進かもしれませんが、質的には大きな第一歩を踏み出しましたと思っています。次は、2月のドイツのアンビエンテ展への3社合同ブース Premiere Japan が待っています。そして、3月シカゴのホームウェア展(5社出展)へと駆け抜けます。日本製品は、ブランドイメージとともに、展示会、ネットを通して、着実に世界のマーケットに広がっていきます。鍵は、「商品の力」と「販売戦略」です。